売上を伸ばし続ける。すべては揺るがない想いから。

Stylist 原賀まみ

なぜ技術を向上させたいのか、目指す先に何を見据えているかが大事だと思う

私はオープニングメンバーとしてアルティファータに入社し、地味に地味に、コツコツ淡々と日々を送り、気づけば２２年が経ちました。その間、紆余曲折ありましたが、少しずつ常に右肩上がりで売上を伸ばし、今ではCHIKAさんの次に結果を残しています。売上は私の生活やサロンの成長に欠かせないものですが、私が意識している中で最も重要なことは「売り上げよう」という意識ではなく「理解しよう」という想い。サロンでお客様とお逢いできる時間は数か月のうちだいたい2～3時間しかありません。その限られた時間の中でお客様の髪の毛や頭皮の状態だけでなく心身の状況や環境の変化など、今お客様が何に悩んでいて、何を求めていて、どんなことが好きなのか。しっかりとお話をして相手を理解することが私の役割だと思っています。もちろんどんな業界でも基本的なことかもしれませんが、髪を通してお客様の人生に生涯携わっていく美容師という職業は、美容だけでなく理解のスペシャリストであるべきだと考えます。

迷ったら、原点に帰ること

技術力はお客様に安心を与えます。この人に任せたら大丈夫！と思っていただくことが信頼関係に繋がり生涯、ホームドクターのように寄り添っていけると考えています。私は常にCHIKAさんの教えを意識し、自分なりにアレンジも加えながらヘアスタイルをつくります。迷った時はCHIKAさんだったらどうするかを頭に浮かべ、原点に帰ります。原点は自分の礎です。アルティファータに出会い、CHIKAさんという師匠のもとで礎を築けたことは私の美容師人生にとって生涯の宝となりました。

成長の鍵は、真摯にうけとめる心。そして失敗から学ぶこと

私が常に努力していることは、目の前の人の言うことを真摯に受け止め実践することです。人には色んな思いががあり、真剣な意見や強い思いは全て私のパワーとなって、技術・接客・人間力に繋がると考えています。 この２２年間で失敗したことはもちろんあります。スタイリストとしてデビューしてから少し経過したときのことです。くせ毛のお客様にストレートパーマを施術したら毛先がチリチリに。ショックで貧血がおきそうになりました。お客様の髪の毛の履歴を聞いたら、ご自身で市販のカラー剤で何度もカラーをされているとのことでした。そう、市販のカラー剤はブリーチをした時と同じくらいのダメージなんです。お客様に事情を話し、謝罪してロングヘアをミディアムまでカットさせて頂きました。私に足りなかったのは「カウンセリング力」。そこから、カウンセリングやお客様を理解する大切さを学び、今日に繋がっています。お客様からの後日談としては、髪の毛は傷んでしまったが私の対応が信頼できた、とおっしゃって下さり、15年以上たった今も通って下さっています。そうですね、年齢を重ねることも成長の一つです。最近は健康を意識しています。お客様が元気に最大限ヘアと接客を喜んで頂けるよう、自らが健康で元気ハツラツとお迎えしていけるようにしています！そうすると、自然とお客様への感謝の気持ちでいっぱいになり心も健康になります。

女性美容師として第一線で活躍し続ける

5年後は活躍し続ける女性美容師として、後輩たちに背中をみせていける存在になりたいです。地味にコツコツがモットーなので、そんなにキラキラして見えないかもしれませんが（笑）美容師の最終目標、一つ目は、長く美容師を続けることです。お客様と共に歳を積み重ねていきたいと思っており、70歳までは現役で、今からあと25年間担当させて下さいねと声をかけさせていただいています。もうひとつは一般的な美容師の仕事とは少し違う、私だからこそできる美容のお仕事でお客様に喜んでもらえたらと考えています。

SCHEDULE

私のとある一日

7 : 00　

健康の基本は朝ごはんと愛情

朝食は毎朝しっかり食べています。なんと夫が作ってくれます。

9：15　

出勤。サロンワーク前のちょっとしたウォーミングアップ。

自転車で通勤しています。電動自転車は愛車です。

9 : 30　

サロン準備。生き物係のお仕事。

いつもカルテチェックが終わったら観葉植物たちにお水をあげて私も元気をもらいます。

19 : 10　

夜のミーティング。スタッフ全員集合。

今日いらっしゃったお客様のカルテを記入したり、お客様からの意見をスタッフに共有したり、技術などについて意見し合う大事な時間です。

13 : 00　

昼食。ほっと一息の時間。

お昼には毎日夫が作ってくれるおにぎりを食べています。

10 : 00　

サロンワーク。チームワークが大切。

私の場合は午前中のお客様が一番多いです。